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紙おむつを堆肥化することの安全性についていくつかご質問をいただきましたのでお答えします。

1.紙おむつの組成

  イ.表面材(ポリオレフィン系不織布)
  ロ.防水材(ポリエテレンフィルム)
  ハ.止着材(粘着テープ)
  ニ.バージンパルプを使用した紙
  ホ.高分子ポリマー(保水剤)

2.高分子ポリマーについて
 これは水分を含むとゼリー状になる物質で、砂漠地で保水剤として使われているものです。でんぷんが主成分で土の中で長くても2年くらいで完全に分解します。分解して、炭素と水素になってしまうので植物や人間には害がなく、地球の環境汚染にはなりません。
3.当社の「うえだ式発酵処理システム」で、紙おむつを堆肥化した場合

  イ.表面材は一次処理後も分解されずに残りますが、用途によって、
    根付きをよくするために残す場合はそのまま、気になる場合は
    フルイにかけて使用すれば問題ありません。

  ロ.バージンパルプを使用した紙は、発酵分解して土状になり、よい
    堆肥になります。

  ハ.高分子ポリマーは、発酵温度が高い場合、でんぷん成分は変化
    しますので保水効果は減少するかもしれませんが、堆肥として
    は良質のものになります。


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