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3)一回処理能力
(1)1回総重量
平成11年10月では平均174.7kgで生ごみの量により138〜213kgの範囲であった。
(2)1回総生ごみ量
平成11年10月では平均120.7kgで89〜161kgの範囲で処理可能である。
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4)断続的連続処理能力(バッチ方式)
(1)4回連続
85℃5分以上を処理終了の目安として行ったところ、4時間30分で4回処理が行われた。
第2回目からは機械の保持する熱容量で原材料投入による温度下降が少なく、平均で90℃の温度が得られた。
本装置は断続的連続処理の方が効果が上がることがわかった。
(2)6回連続
510分で6回処理で1回平均85分であった。
投入材料は以下の通りである。
|
生ごみ等(kg) |
発 酵 材(kg) |
オ ガ コ(kg) |
合 計(kg) |
1 |
101 |
41 |
16 |
158 |
2 |
100 |
47 |
23 |
170 |
3 |
99 |
42.5 |
24 |
165.5 |
4 |
100 |
43 |
30 |
173 |
5 |
100 |
45 |
29 |
173 |
6 |
106 |
34 |
26 |
166 |
合計 |
606 |
252.5 |
148 |
1005.5 |
生ごみ等606kgであるから、1時間あたりの処理量は生ごみ71.3kgとなる。
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5)密閉・断熱条件下での実験
(1)発酵温度100℃以上を達成
密閉を強固にすることにより温度は100℃以上になった。
約3時間で温度は120℃まで達した。
(2)発酵温度100℃以上での培養(保健科学研究所)
無菌となっているか確認のためサンプリングし常温での培養。
ただし、発酵菌であるかどうかは保留とする。
@102℃で Bacillus sp.(好気性)、嫌気性(−)、病原微生物(−)
A110℃で Sph. spiritivorum(好気性)、嫌気性(−)、病原微生物(−)
病原性は予想通り全くなく、negativeであった。
密閉での発酵まで好気性である事は驚きであるが、
閉していても好気性と言うことはあり得るし、
菌相を変えながら120℃までに達する可能性もある。
B同一発酵槽の温度上昇にあわせサンプリングした培養
温 度 |
Bacillus sp. |
Nocardia sp. |
35℃ |
+ |
+ |
50℃ |
+ |
+ |
60℃ |
+ |
+ |
70℃ |
+ |
+ |
80℃ |
+ |
+ |
90℃ |
+ |
+ |
99℃ |
+ |
+ |
100.6℃ |
+ |
− |
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